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 良くある質問 

 

個人向けコンサルテーションについて

Q:

個人向けのコンサルテーションとは、何ですか?
 
A:
臨床心理士によるカウンセリングのことです。悩みの背景にある心理的問題を見立てて、援助計画を提示することを目指しています。
Q:
個人向けのコンサルテーションで、問題は解決するのですか?
 
A:
誰かに相談することや心理的問題がはっきりしたり、どうすれば良いかが分かるだけで、こころが楽になることはあります。ただコンサルテーションだけで、すべてが解決できることは期待できません。継続的な心理療法で問題の克服を目指す必要があることもあります。
Q:
何回くらいでよくなりますか?
 
A:
心理的問題の程度によって、その問題を克服する期間は違います。コンサルテーションでは、この問題の見立てと援助計画だけをお示しできます。
Q:
ただ話を聴くだけのものですか?
 
A:
いいえ。心理的問題を明確にするための見立てを行いながら、お話をうかがいます。
Q:
アドバイスをしてくれるのですか?
 
A:
見立てや援助計画のなかには、アドバイスが含まれています。
Q:
なぜカウンセリングとは言わずに、コンサルテーションというんですか?
 
A:
今の社会には、さまざまな意味で「カウンセリング」という言葉が使われています。そのため「カウンセリング」が何を目指しているのかが、曖昧になっていると考えています。そのため私たちが提供している「カウンセリングの目指すところ」を明確にするために、コンサルテーションと心理療法を分けています。
 

家族コンサルテーションについて

Q:
家族コンサルテーションとは、どんなものですか?
 
A:
家族向けのカウンセリングです。個人向けのコンサルテーションと同様に見立てと援助計画を立てることを目的としています。またこの家族コンサルテーションを続けることで、家族を心理的にサポートすることもできます。
Q:
子どもが行かなくても、役に立つのでしょうか?
 
A:
家族が心理的にサポートされることで、情緒的に安定して子どもと関われます。またこのコンサルテーションを続けることで、家族が子どものこころに注目したり、子どものこころを理解する作業を専門家と共に行えて、子どもへの関わり方がより援助的になることも期待できます。
 

相談内容について

Q:
どんなことで相談したらいいのですか?
 
A:
対人関係、生き方、性格などで悩んでおられる方。うつ状態や不安や恐怖・パニックや強迫症状などで薬物治療を受けているが物足りず、症状の意味や自分自身のことについて考えてみたい方のお役に立てられるように準備しています。
Q:
職場のことや自分が担任をしている子供についての相談でも良いですか?
 
A:
コンサルテーションやスーパービジョンでお役に立てられると思います。
 
Q:
子どもが不登校で、家に引きこもっています。でもカウンセリングに行きたがりません。どうしたら、良いですか?
 
A:
家族コンサルテーションをお勧めします。一度まず保護者の方のご相談にのります。
 
Q:
こころの病気の人だけが心理療法に通っているんですか?
 
A:
こころの病気以外の方も通っています。ストレスが多い仕事をされている方、自分の対人スキルをアップする目的の教育や医療の専門家、クリエイティブなお仕事されていて自分の創造性を豊かにしたいと考えている方、難しく責任の重い経営判断がもとめられる経営者の方などなどもお見えです。

精神分析的心理療法について

Q:
精神分析的心理療法ってなんですか?
 
A:
こころの無意識的な世界や対人関係のパターンを深く見つめることを通じて、心理的問題の克服を目指すアプローチです。
Q:
どのくらいの頻度で通うのですか?
 
A:
原則的には、週1回50分です。人によっては週に2-3回おこなうこともあります。
Q:
どのくらいの期間、通うわなければなりませんか?
 
A:
心の変化や成熟はゆっくりとしか起きません。そのため年単位の時間が必要になります。
Q:
精神分析的心理療法には、どんな人がかよっているのですか?
 
A:
じっくりと自分の心に向き合う必要があると考えておられる方です。臨床心理士や教育者、医療関係者などが、自分の専門性を高めるために、通って見える方もいます。また創造的な仕事をされている方が、自分の心を見つめて、創造性を高めるために通っておられる方も見えます。
Q:
コンサルテーションや家族コンサルテーション、心理療法の料金は、いくらですか?
 
A:
1回50分で¥11,000(税込)です。

専門家向けのコンサルテーションについて

Q:
専門家向けのコンサルテーションって、なんですか?
 
A:
オンデマンドのスーパービジョンです。
Q:
スーパービジョンってなんですか?
 
A:
心理療法やカウンセリングなどの訓練一つです。援助の質を丁寧に吟味検討し、より専門性の高い援助ができるようになることを目的としています。
Q:
心理療法やカウンセリング以外でも、スーパービジョンが受けられますか?
 
A:
可能です。教育・医療・福祉などの仕事をされている方が、スーパービジョンを受けることで、、職業上の援助の質を高めることができます。またスーパービジョンでストレスマネージメントもできます。
Q:
個人スーパービジョンは、どんなものですか?
 
A:
毎週、隔週の頻度で、1つか2つのケースの経過を丁寧に検討していくものです。
Q:
オンデマンドのスーパービジョンと、どうちがいますか?
 
A:
定期的なスーパービジョンのほうが、より専門性を高めることができます。
Q:
グループ・スーパービジョンとは、なんですか?
 
A:
5~10人程度の固定メンバーで順番に事例を検討していくものです。
Q:
個人スーパービジョンとグループスーパービジョンは、どちらが訓練として役立ちますか?
 
A:
個人スーパービジョンのほうでしょう。しかしグループ・スーパービジョンも、特有の集団力動が生じるので、集団心性を理解する訓練としての意義もあります。
Q:
どんな人に、スーパービジョンは有効ですか?
 
A:
初心者で自分の仕事のやり方に不安を抱えている方。仕事に自信はあるのだが、行き詰りなどを感じている方など、自分の仕事の質を向上さえたい方。
Q:
グループ・スーパービジョンは、どれくらいの頻度で行われるのですか?
 
A:
月に2回2時間程度を1年間続けます。
Q:
ほかにどんな研修プログラムがありますか?
 
A:
学校へのコンサルテーションセミナー、ワークディスカッションの理論と実際がすでにあります。
Q:
教師向けの研修会もありますか?
 
A:
現在、企画中です。関心のお持ちの方は、メールでご連絡ください。企画が出来次第、ご案内します。
Q:
看護向けの研修会もありますか?
 
A:
現在、企画中です。関心のお持ちの方は、メールでご連絡ください。企画が出来次第、ご案内します。

組織・法人の方向け

Q:
組織コンサルテーションとは、なんですか?
 
A:
マネージメントのためのカウンセリングです。マネージメントの悩みについて、心理学的にアセスメントし、援助計画を提供することを目的としています。
Q:
個人向けのコンサルテーションと組織コンサルテーションの違いは何ですか?
 
A:
集団や組織を対象としていること、その集団に特有の心理、集団のダイナミズムに焦点が当てられていることです。
Q:
問題が解決するのですか?
 
A:
必ずしも解決するとは限りません。ただ悩みや問題の水準によっては、悩みを話すだけでも、心の中の緊張が解消されることもあり、そこで問題の解決方法が見出せることもあります。また無意識的な水準のアセスメントが、マネージメントする人に新しい「知」と「思考」を提供します。この見立てが、解決策を指し示すこともあります。
Q:
アドバイスはもらえるのですか?
 
A:
アセスメントのなかにアドバイスが含まれています。
Q:
適性検査や心理検査を使うのですか?
 
A:
いいえ。「いま、ここで」起きている生き生きとしたダイナミズムを見ていくので、専門的な観察と面接を通して行います。
Q:
どんな人に役立つのですか?
 
A:
経営者や管理職、組織運営にたずさわる方のための心理学的なサポートです。
Q:
何を提供してもらえるのですか?
 
A:
今まで気がつかなかった、自分自身の無意識的な心の世界、マネージメントしている集団の集団心理などについて、新しい「知」と「思考方法」が提供されます。またさまざまな体験から学ぶ方法の修得を目指しています。
Q:
新しい「知」や「思考」、「体験から学ぶ」方法は、いったいどんな役に立つのですか?
 
A:
マネージメントする方の知性や理性を広げられます。また理論やテクニックを他人から教えてもらわなくても、自分の目の前で起きている体験を、自分でじっくり味わって、思慮深く考えて、自分なりの理論やテクニックを生み出せる「こころの仕事」の創造性を広げることが期待できます。
Q:
1回の組織コンサルテーションで、これができるのですか?
 
A:
いいえ。1回50分のセッションを5回が1クールになっています。場合によっては、数クールが必要なこともあります。
Q:
グループ・プロセス分析って、何ですか?
 
A:
うまく機能していない職場のチームについて、集団の雰囲気や対人関係、集団心理をアセスメントし集団機能の回復を目指すものです。
Q:
職場での研修会の講師を頼めますか?
 
A:
はい。企画段階でご相談いただければ、充実した内容を提供できると思います。
Q:
どんなテーマで講義ができますか?
 
A:
メンタルヘルス、ストレスマネージメント、新人研修や管理職研修、そのほか子どもの心の成長などの教育や福祉の分野もお引き受けできます。
Q:
コンサルテーションやカウンセリング、心理療法をするスタッフは、どんな人ですか?
 
A:
全員が経験も訓練も豊かな臨床心理士です。
Q:
どんな資格のある人ですか?
 
A:
すべてが(財)日本臨床心理士資格認定協会より認定された臨床心理士で、臨床経験が豊かなだけでなく、長期間にわたる臨床訓練を受けている者のみが、カウンセリングなどを担当しています。
Q:
どんな訓練を受けているのですか?
 
A:
臨床心理士の認定資格取得後に、個人分析やスーパービジョン、定例事例検討会や理論の系統講義などの研修や訓練を長年にわたって積んでいます。また現在も生涯研修として、定期的で継続的な訓練や研修を続けています。
Q:
担当の臨床心理士と合わないと思ったら、どうしたら良いですか?
 
A:
まずは担当者に率直にその旨をご相談ください。そういう内容を話し合うことで、「合わない感じ」が解消されることもあります。それでも「合わない感じ」が解消できないようであれば、その旨を申し出いただければ、担当が変更のための手続きを行います。

その他について

Q:
相談内容が他の人に知られることはありませんか?
 
A:
すべての臨床心理学的サポートについて、秘密は守られます。ご安心ください。
Q:
気持ちが安定するように、薬も出してもらえますか?
 
A:
医療機関ではありませんので、薬は処方できません。悩みをお聴きしたうえで、薬が必要な場合は、信頼できる精神科医をご紹介いたします。
Q:
医療保健は利用できますか?
 
A:
医療機関ではありませんので、健康保険は使えません。また医療費控除の対象にもなりません。
Q:
電話や電子メールでの相談はできますか?
 
A:
コミュニケーションの情報量が極端に制限されるため、私どもでは行っておりません。
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