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 「専門家」の方のために  

 

 くわな心理相談室では、心理療法やアセスメント、心理学的観察や関わりなど臨床心理士の仕事の質を向上させるための訓練や研修機会も企画しています。
また心理職にかぎらず、人と関わることで援助する仕事はたくさんあり、その日常業務は非常に大きなストレスとなっていることもあります。こうした対人交流を軸とした仕事にたずさわっている方の対人援助の質の向上、燃え尽き予防や仕事のやりがいの維持のための研修もあります。

 

コンサルテーション

これは1回~数回程度のスーパービジョンです。
このスーパービジョンでは、カウンセリングや心理療法、アセスメントだけでなく、危機介入、学校や施設へのコンサルテーション、授業の観察、職員集団の力動の理解、施設での日常的なケアなどを、十分に訓練をつみ経験豊かな臨床心理士と検討していきます。
また心理職だけでなく、教育や保育、保健医療や福祉、司法の領域で仕事をする方の仕事上の対人関係についても、おなじようにスーパービジョンすることができます。

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スーパービジョン

(1)個人スーパービジョン

定期的で継続的なスーパービジョンは、臨床心理士や心理職の力量を向上させる基本的な訓練です。このスーパービジョンでは、臨床場面について丁寧に観察し、観察したことに思いをめぐらし、考えることに主眼が置かれています。くわな心理相談室では、この作業を通じてしか、心理的援助の技法や理論は習得できないと考えています。一つか二つの援助の実践について、その援助経過を丁寧に検討してもらう。このプロセスこそ、臨床心理学的援助の基礎を築き、その援助者の「適度な自信」となると考えています。

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(2)グループ・スーパービジョン

個人スーパービジョンに通う経済的・時間的ゆとりがない。でも訓練としてのスーパービジョンを受けたい。こうした臨床心理士や心理職のためのグループ・ワークです。グループは数人で構成され、メンバーは順番に臨床場面を持ち寄り、スーパーバイザーとともに考えていきます(ワーク・ディスカッション)。この臨床場面は、面接場面、アセスメント、日常的な関わりの観察記録など、自分がじっくりと考えたい場面が対象となります。

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臨床セミナー

くわな心理相談室では、専門家や非専門家向けの研修会を行っています。

(1)学校へのコンサルテーション・セミナー

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(2)ワーク・ディスカッションの理論と実際 (09年9月開始予定)

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(3)対人援助の専門家向けセミナー

教育や福祉で働く専門家向けの対人援助の質の向上、燃え尽き予防や仕事のやりがいの維持を目指すセミナーを現在、準備中です。

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(4)研修会などへの講師の派遣

これまで教職員研修会やPTA研修会、こころの健康についての研修会、各種相談員向け研修会などで講師を務めてきました。テーマも、不登校や引きこもり、理解に苦しむ子どもの心の理解のために、子育てについて、心の危機管理、教育相談や生徒指導上の問題について、ストレス・マネージメントやメンタル・ヘルス、組織の心理学などさまざまです。
臨床経験豊かな臨床心理士が、テーマに沿って丁寧に講義します。研修会の企画段階でご相談いただいても結構です。

 

コンサルテーション

 これは1回~数回程度のスーパービジョンです。
臨床心理士や心理職向けのスーパービジョンというと、ふつうはカウンセリングや心理療法、アセスメントが中心となります。しかし臨床心理士や心理職の実際の仕事は、これだけには留まりません。危機介入、学校や施設へのコンサルテーション、授業の観察、職員集団の力動の理解、施設での日常的なケアなど多様になってきています。くわな心理相談室のスーパービジョンでは、こうしたさまざまな心理的援助の中での関係性に光を当てて、その関係性の理解を深めることを目的としています。このスーパービジョンを通じて、ごく日常的な専門家としての対人交流の質の向上を目指しています。

 教育や保育、保健医療や福祉、司法の領域で仕事をする場合、そこでの対人関係はその仕事の質を大きく左右します。つまり対人関係の質を理解することが、仕事上のやりがいや成果と密接にかかわっているのです。またこうした領域での対人関係は、ふうつ大きなストレスの要因ともなります。教師や保育士、医師や看護師、ソーシャル・ワーカーやケア・ワーカー、検察官や弁護士、警察官や刑務官、矯正施設の教官などは、自分が担当する人との対人関係を通してしか仕事ができません。しかしこうした対人交流では、言葉だけではなく、担当する人の無意識的な情緒も同時に伝わってきています。この普通は気がつかない無意識的な情緒の性質によって、強いストレスを受けることになるのです。
 くわな心理相談室の専門家向けコンサルテーションでは、このような仕事をされている方の対人交流の質を理解するためのお手伝いをいたします。自分の対人交流のなかで、心理的には一体どんなことが起きているのか?それを深く理解する「こころの仕事」を行うのです。自分が担当している人との対人関係について、困っている場面、ごく日常的な一場面を自由にお話ください。担当の臨床心理士が丁寧にその場面を聴いていきます。そしてその関係性のなかで、どんな質の無意識的な情緒の交流が起きているのか?担当している人のこころの世界は、どんな世界なのか?それを一緒に考えていきます。こうした「こころの仕事」を通して、「新たな気づき」や「その対人関係のより深い理解」を得ることでしょう。この「気づき」や「深い理解」が、仕事上の対人関係の質を向上させ、仕事へのやりがいを高め、わけも分からないストレスをマネージメントする道を見出せるように導くのです。

このコンサルテーションは1回50分で、ご要望に応じて1回~数回まで行います。

 

スーパービジョン

(1)個人スーパービジョン

 定期的で継続的なスーパービジョンは、臨床心理士や心理職の力量を向上させる基本的な訓練です。
 このスーパービジョンでは、臨床場面について丁寧に観察し、観察したことに思いをめぐらし、考えることに主眼が置かれています。くわな心理相談室では、この作業を通じてしか、心理的援助の技法や理論は習得できないと考えています。一つか二つの援助の実践について、その援助経過を丁寧に検討してもらう。このプロセスこそ、臨床心理学的援助の基礎を築き、その援助者の「適度な自信」となると考えています。
 ただ個人スーパービジョンの必要性や効果は、心理職に限ったものではありません。対人関係を軸にした仕事すべてに言えることです。
 このスーパービジョンは原則的に週に1回50分の頻度で行われます。これは標準的な心理療法やカウンセリングの頻度に対応しており、スーパービジョンを受ける人は、同時に心理療法に通う人に類似した体験ができるようになっているのです。

 

(2)グループ・スーパービジョン

 個人スーパービジョンに通う経済的・時間的ゆとりがない。でも訓練としてのスーパービジョンを受けたい。こうした臨床心理士や心理職のためのグループ・ワークです。グループは数人で構成され、メンバーは順番に臨床場面を持ち寄り、スーパーバイザーとともに考えていきます(ワーク・ディスカッション)。この臨床場面は、面接場面、アセスメント、日常的な関わりの観察記録など、自分がじっくりと考えたい場面が対象となります。グループのメンバーとスーパーバイザーによって、自分の臨床についてさまざまな角度から検討されていきます。これは一対一の個人スーパービジョンとは、かなり異なりますが、グループ・スーパービジョンならではのメリットもあります。グループでのディスカッションには、特有の集団力動が働きます。この集団力動を理解していくことも、臨床場面の理解に大いに貢献するのです。
 くわな心理相談室のグループ・スーパービジョンでは、ワーク・ディスカッションの理論と技法を活用して、グループ・スーパービジョンならでは訓練となることを目指しています。
 グループ・スーパービジョンは、月1回2時間程度で、1年間は固定された5~8名程度のメンバーで構成され、年に10回開催しこれを1クールとします。少人数でディスカッションすることで、ワーク・ディスカッションの効果を最大限に発揮できるようにします。

     グループ・スーパービジョンは、5名のメンバーが集まれば、開催できます。くわな相談室で設定したプログラム以外でも、開催できますのでご相談ください。

     また教師グループなど心理職以外のグループでも可能です。

 

臨床セミナー

 くわな心理相談室では、専門家や非専門家向けの研修会を行っています。現在、開催されている研修会は、次の通りです。

 

(1)学校へのコンサルテーション・セミナー

 組織としての学校へのコンサルテーションに焦点を当てたセミナーです。この種の仕事をする心理職や医師、ソーシャル・ワーカー、心理系や福祉系の大学院生の方が対象となります。学校に特有の関係性や集団力動を学び、専門家としての援助の質の向上を目指しています。

 

(2)ワーク・ディスカッションの理論と実際

 ワーク・ディスカッションとは、対人援助の質の向上を目指すグループ・ワークです。教育や医療、ソーシャル・ケアの現場で働く人の仕事の質の向上ややりがいの維持、ストレス・マネージメントに効果が期待できるグループ・ワークです。この理論と臨床例を学び、さまざまな臨床領域において、この理論と技法を生かしていくのがこのセミナーの目的です。臨床心理士やソーシャル・ワーカー、心理系や福祉系の大学院生が対象となります。特に学校臨床心理士にとっては、カウンセリング以外の専門的援助方法のひとつとして、有効だと思われます。

 

(3)対人援助の専門家向けセミナー

 教育や福祉で働く専門家向けの対人援助の質の向上、燃え尽き予防や仕事のやりがいの維持を目指すセミナーを現在、準備中です。対人関係を軸にする仕事は、その関係性の質が良好であれば、やりがいのある仕事です。しかし関係性が見えなくなってしまうと、かなり強いストレスにさらされることになり、仕事のやりがいも見失われがちです。

 くわな心理相談室では、現代精神分析の考え方を応用して、この関係性の質を学ぶための講義と日常の仕事について検討するワーク・ディスかションを組み合わせたセミナーを準備しています。こうしたセミナーは、1回2時間年間10回で構成されます。
 教育、医療、福祉の現場で仕事をしている方向けと順次開催していく予定です。

 5名のメンバーが集まれば、開催できます。くわな相談室で設定したプログラム以外でも、開催できますのでご相談ください。

 

(4)研修会講師の派遣

 これまで教職員研修会やPTA研修会、こころの健康についての研修会、各種相談員向け研修会などで講師を務めてきました。テーマも、不登校や引きこもり、理解に苦しむ子どもの心の理解のために、子育てについて、心の危機管理、教育相談や生徒指導上の問題について、ストレス・マネージメントやメンタル・ヘルス、組織の心理学などさまざまです。
 臨床経験豊かな臨床心理士が、テーマに沿って丁寧に講義します。研修会の企画段階でご相談いただいても結構です。

 

 

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