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 「組織・法人」の方のために  

企業経営や組織運営の仕事には、リーダーのパーソナリティが大きな影響力を持っています。しかし個人や集団のなかでは、無意識的な情緒のダイナミズムが相当な影響力をもっていて、組織の集団や個人のこころを深層から突き動かしています。この無意識の影響力はリーダーシップやチームワークを振り回し、ときには破壊さえします。そのため組織のリーダーは己を知ることと同時に、この集団の無意識的なダイナミズムを理解する必要があります。
くわな心理相談室では、無意識的な情緒的体験や無意識的な集団のダイナミズムに焦点を当て、マネージメントやチームワークの活性化を臨床心理学の観点からサポートいたします。

 

組織コンサルテーション

マネージメントの仕事は、責任が重く孤独な作業です。時には不安や恐怖に圧倒されますが、外見上は平静を保つ必要のある仕事です。それゆえ多くの場合、一人でさまざまな悩みを抱えて苦しくなることがあります。
組織コンサルテーションでは、マネージメントについての悩みを丁寧にお聴きします。無意識的なこころの世界、無意識的な集団のダイナミズムに焦点を当てて、問題を分析します。このアセスメントを新たな「知」や「思考」として実際のマネージメントに生かしていただくだけでなく、コンサルテーションの体験それ自体から「体験から学ぶ」方法を修得していだくことを目的としています。

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グループ・プロセス分析

職場の雰囲気が悪い。職場内の人間関係が悪い。チームが効率的に動けない。上司と部下の関係がギクシャクしている。こんな場合、グループの中の意識的・無意識的情緒が大きく影響していることがあります。
この分析では、臨床心理学的な観察方法を用いて、「日常的な会議の様子」を臨床心理士が拝見します。そして表面的な交流だけでなく無意識的コミュニケーション、チームの機能不全の深層にある集団のダイナミズムの分析し、集団心理やプロセスのアセスメントを行います。

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復職支援プログラム作成

心の病で休職中の方が、復職する際の支援プログラムを臨床心理学的観点から作成します。気力、作業能率、思考力、コミュニケーション能力、対人関係の力に焦点をあてて、休職中の方にとっても、受け入れる職場にとっても、よりスムーズで安心できるプログラムを作ることを目的としています。これは組織コンサルテーションと休職中の方の面接を組み合わせて、慎重に進めます。

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研修会の講師派遣

メンタルヘルス、ストレスマネージメント、危機管理、人事管理、新人研修や管理職研修、リーダーシップやフォロワーッシプの内部研修などについて、臨床心理学や集団心理学、組織心理学の観点から講義します。講師として、臨床訓練も臨床経験も豊かな専門家を派遣します。研修会の企画の段階でご相談いただければ、より充実した研修会の実現のお手伝いもできます。

 

顧問契約

継続的な顧問契約を結ぶことで、上記の臨床心理学的サポート組み合わせて、経営や組織運営について総合的にサポートを提供することもできます。
顧問料は別途、見積もりとなります。ご相談ください。

このほか商品開発や組織の再編や人事などについて、心理学の観点からコンサルテーションを行うこともできます。その際は、まず組織コンサルテーションをお受けください。

 

組織コンサルテーション

マネージメントの仕事は、責任が重く孤独な作業です。こうした仕事上の判断や決断が、経営や組織運営に大きなダメージを与えるかもしれないというプレッシャーは、非常に大きなものです。時には不安や恐怖に圧倒されますが、まわりを動揺させないために、外見上は平静を保つ必要のある仕事です。それゆえさまざまな悩みを、しばしば一人で抱えて苦しくなることがあります。
こうしたとき経営者や管理職の仲間、友人や家族などが大きな支えとなります。しかしその一方で、仲間や友人だからこそ、自分の弱みや自信のなさを見せられないことも、よくあります。
また、こうしたとき人間は、しばしばポジティブ志向や楽観的になろうと努力したり、信仰や強い信念を持つことで克服しようとします。この対処法にはメリットもありますが、大きなデメリットもあります。それはこうした方法が、リスクや問題を過小評価したり、無視したり、「リスクや不安はないと信じる」ことで、現実から目をそらしてしまうからです。つまり現実を精査し吟味し、現実に即して考えることができなくなってしまうのです。それはまるで「暗闇の山道は怖いから、ヘッドライトをつけずに車を運転する」ようなものなのです。
より適切な対応を習得するために、リーダーシップやマネージメントの理論や技法を学んだり、自分のパーソナリティーを高めるために修行することもあるでしょう。しかしマネージメントが人間関係を通して行われることを見ると、個人のパーソナリティやマネージメント・テクニックや理論だけでは、十分ではないことも分かります。それはマネージメントの内外で、いつも無意識的な情緒がダイナミックかつ活発に交流していて、適切でスムーズなマネージメントを妨げる作用として働いているからです。

組織コンサルテーションでは、こうした無意識のダイナミズムを理解するために、マネージメントについて悩みを丁寧にお聴きします。ここでは経営者や管理職個人の無意識的なこころの世界、マネージメントをしている部下や組織の無意識的なこころの世界や無意識的な集団のダイナミズムに焦点が当てられます。そして臨床心理学的観点から、マネージメントの問題を分析しアセスメントします。さらにこのアセスメントを新たな「知」や「思考」として実際のマネージメントに生かしていただくだけでなく、コンサルテーションの体験それ自体から「体験から学ぶ」方法を修得していだくことを目的としています。

この組織コンサルテーションでは、適性検査や心理検査は用いません。臨床心理士との面接をとおしての専門的に観察する方法を採用しています。心の深層を見つめる心理療法で培われた専門的観察が、集団で起きている生き生きとした「いま、ここで」の無意識的なダイナミズムを捉えるのに有効だからです。経営者の陥っている心理状態、リーダーシップやフォロワーッシプ機能、組織内の人間関係や集団心性について、その無意識的な水準を明らかにしていきます。このコンサルテーションでは、組織内に生じている現象について、無意識的な世界に向ける眼差しをもって「考える」作業を体験します。この作業は、「どんな体験からでも学ぶ」という態度を修得する体験でもあります。そのため無意識について考える「こころの仕事」には、マネージメント能力の向上や人格的成熟が期待できるのです。

組織コンサルテーションは、1回が50分で連続5回を1クールとします。それはこうした無意識のこころの世界やダイナミズムを見立てるのには、詳しくお話をお聴きしなくてはできないからです。1回の料金は¥31,500です。

組織コンサルテーションは定期的・継続的に行うことで、ストレスマネージメントや心理的サポートとしても機能し、見えないこころを理解するマネージメントする人の人格の成熟も期待できます。

組織コンサルテーションをご希望の方は、メールかお電話でお申し込みください。折り返し当方より、予約枠を確保するためにご連絡いたします。

予約のお電話をいただいた際、コンサルテーションや心理療法の最中であることがあります。そのときには、その場ですぐに予約をおとりできないことがあります。折り返し、当方より、電話をかけなおさせていただきます。あしからずご了承ください。

 

グループ・プロセス分析

職場の雰囲気が悪い。職場内の人間関係が悪い。上司と部下の関係がギクシャクしている。優秀な人材を揃っているのに、チームの士気が低下していて、効率的に仕事ができない。チームがバラバラになってしまっている。あるいは職場に派閥ができてしまっている。会議で決まったことが履行されない。ルーチンワークはできるが、創造的な仕事ができない。

こんな場合、グループの中の意識的・無意識的情緒が大きく影響していることがあります。
この分析では、臨床心理学的な観察方法を用いて、「日常的な会議の様子」を臨床心理士が拝見します。そして表面的な交流だけでなく無意識的コミュニケーション、チームの機能不全の深層にある集団のダイナミズムの分析し、集団心理やプロセスのアセスメントを行います。

この分析でも適性検査や心理検査は用いません。検査などの評価プロセスでは、こころの動きを一旦止めて、標準化し図式化します。その結果、本来ダイナミックに動いている人間のこころは、あたかも静止画像のように描き出されアセスメントされることになります。これは静止画像による診断のようなものです。そしてそれが客観的事実として取り扱われます。この方法は臨床心理学において伝統的なものであり、一般的なものとして現在も多用されています。組織や集団のマネージメントに対する心理学的サポートも、このようなプロセスを用いて心理教育やロールプレイ、グループワークを中心としたコンサルテーションが多くなされているのでしょう。
しかしこの評価プロセスでは、重要な視点が抜け落ちることがあります。本来、動いている個人や組織(集団)のこころの動きの生き生きとしたダイナミズムやその影響力が見えにくくなります。

そこでこのグループ・プロセス分析では、臨床心理士が「普通の会議」を専門的な眼で観察する方法を採用しています。心の深層を見つめる心理療法で培われた専門的観察が、集団に起きている生き生きとした「いま、ここで」の無意識的なダイナミズムを捉えるのに有効だからです。これは動画による診断のようなものです。
チームの機能不全の深層にある集団のダイナミズムの分析し、集団心理やプロセスのアセスメントを行います。この機能不全を克服するための「知」と「思考」と「体験」を提供いたします。

このアセスメントは、組織コンサルテーションを通して経営者や管理職にお伝えします。これは、アセスメントを新たな「知」や「思考」として実際のマネージメントに生かしていただくだけでなく、コンサルテーションの体験それ自体から「体験から学ぶ」方法を修得していだくことを目的としています。こうした「知」や「思考」、「体験から学ぶ」方法を習得した経営者や管理職が、今度は自らの力で、日常的に一緒に仕事をするチームにコンサルテーションを行うことで、チームの抱える問題を「現場で克服する」ことを目指しているのです。

アセスメントによっては、臨床心理士が直接、チームに介入することが有効であることもあります。この場合には、観察している臨床心理士が、直接チームにコンサルテーションをして、チーム自らが問題を克服するサポートをする方法もあります。

グループ・プロセス分析をご希望の方は、まず組織コンサルテーションをお受けください。

 

復職支援プログラム作成

心の病で休職中の方が、復職する際の支援プログラムを臨床心理学的観点から作成します。主治医の医学的所見をもとにして、気力、作業能率、思考力、コミュニケーション能力、対人関係の力といった臨床心理学的所見を加味して作成します。そして休職中の方にとっても、受け入れる職場にとっても、よりスムーズで安心できるプログラムを作ることを目的としています。これは組織コンサルテーションと休職中の方の面接を組み合わせて、慎重に進めます。

ご希望の方は、まず組織コンサルテーションをお受けください。

 

 

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